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2011年9月 6日 (火)

黒の部屋

食卓になる「黒い部屋」を制作中。

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以前この部屋を被っていたリフォーム材を焼却した炭を使って壁面は着色されています。
壁紙やペンキにはない質感になっていて、
暗がりになると壁がどこにあるか分からない程、深淵な空間です。


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この民家をリノベーションするにあたって、
民家が建てられた当初の状態をできるだけ復元するという方法と、
解体などで生じた廃材を違った形(炭や土壁、陶器に置き換える)で民家のリノベーションに再生する。
というのが、一つのテーマでした。


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ホームセンタで購入できる安価な材を使う事も多いですが、
チープで、少しボロボロで、しゃれていない、この民家のリノベーションは、
今までの価値観と違う、時代を後退して行くような感覚を呼び起こす装置のようでもあります。

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この部屋には、明かりがありません。
人間の五感のうち視覚が受けとる情報は、8割ともいわれていて、ほぼ独占的です。
視覚情報が強すぎると、現実を正確に捉える事が困難になるように思えます。

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この民家は、今後、週末だけオープンするゲストハウスになる予定です。
ゲストは、黒い部屋の中、限られた感覚の中で、畑で採れた農作物を味わいます。
そして、排泄物は、堆肥化され畑にもどされます。

非現実的な事がおこりすぎるこの世界で、
もっとも根源的な行動「食べると排泄する」を日常に取り戻す事で、生きるという実感を取り戻すことができるかもしれません。


ゲストハウスオープンは、冬から春を目標にしています。
現実感が失われている方は、是非、滞在ください。

メール登録は、淡路島美術大学のホームページからどうぞ

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